まず、ルールを破れ

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4532148677.09.MZZZZZZZ.jpgまず、ルールを破れ
すぐれたマネージャーはここが違う
日本経済新聞社(2000)
ビジネス
Marcus Buckingham and Curt Coffman
★★★★★

原題はもっと過激で、「まず、全てのルールを破れ」。ギャラップが25年に渡って100万人以上の従業員にインタビューした結果をベースに調査・統計的分析により、結論付けた優秀なマネージャの考え方。説得力のある論旨である。トム・ピーターズのブランド人やワインバーグの触媒の考え方を裏付けている。短所を直そうとするよりも長所を伸ばすことに力をいれるべきだという私の持論も支持してくれた。
印象に残った部分を要約する。

・「働きたいと思う企業ベスト100社」といような調査が行われると、その基準は「福祉施設」「休暇」「利益の分配措置」「従業員教育」等であるが、それらよりもはるかに重要なことは、すぐ上のマネージャがどういう人物か、である。
・人はそんなに変わりようがない。足りないものを植えつけようとして時間を無駄にするな。そのなかにあるものを引き出す努力をしろ。
・一般的な間違った考え方-経験や知識、意志の強さをもとにして人を選び、正しい手順を定めることで、要求を設定し、弱点を克服するよう動機付けをし、昇進できるよう手助けする。
・すぐれたマネジャーは才能で人を選び、成果を適切に定義し、部下の強みを活かすことに専念し、部下の強みに適した場所を探り当てる。
・経験よりも、知識よりも、そして意志の強さよりも、すべての職務で最高の能力を発揮するために不可欠なのが、それに適した才能以外にはない。
・技能と知識の利点は、それが伝達可能なことであり、限界は、教えられた以外の局面でどう行動したらよいかわからない点である。才能に力があるのは状況への応用が効くからだ。
・「唯一最高の方法」の押しつけは、第一に、効果がない。個人一人ひとりが持っている独自の4車線道路(成長期に形成され、特に強化された脳の回路)と戦わなければならない。第二に、人の品位を傷つける。第三に、学習を阻害する。
・失敗を研究したところで優秀さについてたいしたことは学べない。間違った方法をなくすことによって、正しい方法を見つけ出す力が身につくというわけではない。優秀さは失敗の反対ではないからだ。
・「あなたの部下で才能のある人が遅刻の常習犯だとします。その部下にどんな注意をしますか」-答えは「その理由を聞く」
・従業員を生産的な人材に「変える」ことができるマネジャーはいない。マネジャーは触媒だ。つまり従業員の才能と顧客/会社の要求との相互反応を加速させることのできる存在だ。

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このページは、kawaguchiが2007年9月 2日 22:32に書いたブログ記事です。

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